YUNUS(1998)                          ロート美恵 建築設計事務所



    ──過密宅地でスペースを生む住宅──            (末尾に図面・データがあります)


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正面外観
 
 建坪25坪、地下1階、地上2階の住宅です。過密宅地にもかかわらず、日ざしがさんさんとふりそそぐ、明るく開放的な住宅です。

 各階は大きなワンルームとして構成され、木の格子が柔らかくプライバシーを守ります。材料はオーストリアから輸入したオーク材です。
    Y1.2.gif 階段  鉄筋コンクリートのボイドスラブ構法により、柱のない長さ11mの空間をつくり、全体を挟むように一方にコンクリートの壁、一方に木の格子壁を立て、各々の隙間に階段や動線を配置しました。一方はトップライトの空間、一方はドライエリアとなっています。
 屋根は鉄骨の折れ屋根で、南の角の一点を高く持ち上げることで部屋の解放感を高めました。



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ドライエリア
 
 1Fは車庫と個室、2Fは居間や食堂、BFは応接スペースとなっています。






 客は光の落ちるドライエリアの階段を下りて、応接室へ導かれます。
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 客用玄関(BF)
 
 車庫へ入るブリッジが玄関の庇の役割を兼ねます。透過する光が来客を優しく迎えます。
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 応接室(BF)
 
 応接室は広いワンルームとなっています。広いドライエリアから光が差し込んで地下にいるとは思えません。
 天井高一杯の回転扉がダイナミックに空間を開閉します。
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個室(1F)
 
 1Fは造りつけの家具で部屋を間仕切ります。家具を取り除けばワンルームとなり、将来の用途の変化に対応できます。
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階段(1F)
 
 コンクリート打放しの壁に挟まれた階段室。淡い水色ののタペストリーガラスと十和田石で統一され、光と風が家中を通り抜けます。

 階段は2階から地下まで光が拡散するように設計しています。壁から鉄骨がはね出した軽やかな構成です。
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トップライト(2F)
 
 家の北側も明るく気持ちよく。トップライトで日光を家の中に取り込みます。ガラスは二重、熱線を遮るタイプを使用しています。

 吹抜けを通して人の動きや気配がフロアを越えて伝わります。
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居間(2F)
 
 2Fはリビング・ダイニングスペース。広々としたワンルームになっています。天井がグライダーの翼のように傾斜しながら伸び上がっているため解放感があります。

 シャワーやトイレの設備配管も用意して、将来は2世帯住宅に変身できます。
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和室(2F)
 

 畳コーナーの下は収納スペースです。

 サッシは全てペアガラス仕様。視界の広さと断熱性を両立します。



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 所在 東京都目黒区

 構造 鉄筋コンクリート ヴォイドラーメン構造
    一部鉄骨造
 基礎 BH工法場所打コンクリート杭

 規模 敷地 144平方m
    建築 83平方m 地下1F 地上2F
    延床 139平方m

 設計 建築 ロート美恵建築設計事務所
    構造 オーク構造設計
    設備 川口設備研究所
    電気 山崎設備設計事務所
 施工 イシマ














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 ※新建築社 住宅特集 jt 1998.10月号に掲載 (作品名:YUNUS)
 ※オーストリア architektur 1999.2月号に掲載


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