○住宅
- 混構造(RC造・木造) 3階建
- 計画 2000年
- 延床 90平方m(27坪)
コンクリートで外殻部分の構造をつくり、
内部は木製の間仕切壁や床によって、柔軟に区切って使う建物の提案。
図は、2階に位置するリビング・ダイニング。
3階まで2層分吹抜けている。
背の高い窓は家の中心に位置し、光を奥深くまで引き入れる。
住宅全体を一体の空間として構成し、解放感を出している。
開口部の大きさや比率を調整し、室内に一定の秩序と性格を与えようとしている。
右手に3階へ上る階段が見える。
3階はロフト状の空間になっている。
壁を天井まで延ばせば完全な個室にすることもできる。
右手はキッチン。
右手前の空間がダイニングになる。
左手は下の階に吹き抜けているため、手摺としての腰壁がある。
階段奥の窓は手前の背の高い窓に呼応する。
こちら側の壁は上部が高窓になっている。
下の四角い窓はダイニングテーブルのためのもの。
一部コンクリート仕上げになっている床は、構造をあえてそのまま現したもの。
ダイニングとリビングをゆるやかに区分けする役目をもつとともに、冬は日光を吸収して蓄熱し、温かい床になる。
1階の寝室。
吹抜けを通して2階のリビングを見上げる。
2階の腰壁を取り除き、吹抜け部分に床を張り延ばせば、閉じた部屋にすることもできる。
(2階のリビングも同時に広くなる)